• 皮膚が赤い
• 皮膚が痒い
• 耳が痒い
• 頭を振っている
• 皮膚や耳が臭う
• 脱毛
• 皮膚が黒ずんできた
• 皮膚がガサガサしている

皮膚・耳の病気について

皮膚を痒がっていて、赤みがある場合は炎症を起こしているので、治療が必要になってきます。また、慢性化すると治療が難しくなってきます。
アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎等、一部の皮膚炎は若くても比較的多く見られる病気です。
柴犬は皮膚炎を起こしやすい犬種として挙げられます。皮膚の状態を把握しながら、日々食べているフードの相談や、シャンプーなども含めて治療を行なっていきます。

膿皮症

膿皮症は、皮膚において細菌が増殖することによって起きる病気です。アトピー性皮膚炎、甲状腺機能低下症、脂漏症等、様々な皮膚疾患が原因となります。
症状としては、痒みを伴い、毛包炎、表皮小環が見られます。抗生物質、抗菌性シャンプー、外用薬等を組み合わせて治療を行っていきます。

アトピー性皮膚炎

シー・ズーや柴犬で多い病気で、6ヶ月齢〜3歳齢で皮膚症状を初発することが多いです。進行すると、痒みの他に、脱毛、苔癬化、色素沈着を起こすようになります。特に、顔面、耳介、腋窩部、会陰部等は症状が現れやすい部位です。ステロイド、免疫抑制剤、インターフェロン製剤等で治療を行います。
近年では、アポキルというお薬（アレルギーに関わる各種サイトカインの伝達するヤヌスキナーゼ（JAK）経路を選択的に阻害することでで、痒みと炎症を抑える薬）を使用する機会が増えています。また、症例に応じたシャンプーや保湿剤を選択して痒みのコントロールをかけていきます。